2010年6月28日月曜日

第三回木造ワークショップ

6月25日ー27日の3日間で第三回木造ワークショップを行いました。


今回のテーマは「木造シェル」。木のしなやかさを活かし、曲面を繋ぎ合わせることで互いの部材が締め付け合い安定する構造を目指しました。


初日は学年を超えていくつかのグループを作り、架構デザインの検討をしました。


前日にW杯日本代表戦があったこともあり、みんなかなり眠そうでしたが、眠気に耐えながらたくさんの案を作りました。


二日目は、前日に提案された架構の中から新たな木造シェル構造として可能性のありそうなものをいくつかピックアップして構造や施工方法を検討し、作品の完成度を高めていきました。


貝殻をモチーフに滑らかな曲面構造体を検討したグループA。M2の三人とイケメン。


厚紙の模型では物足りず、薄い杉板材で制作しようとするが途中で部材が破断。やはり応力が大きくなると施工が難しいですね。


相互依存で成り立つ網かごのような架構を検討したグループB。主に施工方法と部材の継ぎ方について考えました。このグループには末廣先生も加わり、ひたすらバルサを編み続けました。


縦材と横材を編むことでできる四角形ユニットについて検討したグループC。単純なユニットの組み合わせを如何に発展させるかが主題となりました。


このグループには陽気なインドネシアンも参加しました。


終盤は鼻唄の歌い過ぎで疲れて寝ちゃってましたが。


三日目は最終講評会。ゲストクリティークとして末廣宣子さんにも参加していただきました。


グループA。螺旋状に配置した板材を1点に集め、テンションを加えることで安定する架構。円形に完結させずに螺旋状としたことで入口は確保できたものの、全体のバランスが崩れてしまったために、いくつかの問題が。


それと、やはり中心のおさめ方はかなり難しい。


グループB。三角形と六角形の幾何学的な組み合わせによる曲面構造体で、相互依存で安定する三角形のユニットを基本としている。床も同じ手法で制作可能。


大規模建築にも応用できる可能性があるが、ユニットの接合方法や足元のおさめ方などに課題が残る。


グループC。平面状態で櫛状のユニットをいくつか連結し、足元にテンションを加えることでアーチを描き安定する架構。



部材間隔が伸縮して形状が変わる点や実現性の高さは魅力的であるが、折り畳み方や奥行き方向への連結方法などに課題が。


今回で三回目のワークショップですが、昨年、一昨年と比較して、より建築的に応用可能な提案がされた点は良かったと思います。まだ、課題は多く残っていますが、これから研究を進める中で改善していければと思います。それでは、また何か進展がありましたらご報告します。

2010年6月17日木曜日

W杯観戦パーティー@森家

6月14日、末廣研究室のメンバーを中心にW杯観戦お好み焼き&そうめんパーティーを開催しました。

森家といえば定番のお好み焼き作り。
陽気なインドネシア人、アジ君も初挑戦です。

こうやって見ると修行僧のような頭が何とも言えない職人気質を醸し出していますね。
ヘラ使いも上手かったですし、お好み焼きもおいしく焼けてました。
インドネシアでも披露してほしいですね。


お好み焼きのあとはそうめんを食べました。
何よりもめんつゆがうまかった。
株式会社スタジオボアンの土生偕子さんに頂いたもので、ご親戚の醤油屋さんで作られているだけあって本当においしかったです。
ありがとうございました。


おなかが落ち着いてくると応援に熱が入ります。
MF遠藤の化身もいっしょに応援しています。



勝利を目前にした、試合終盤は息つく暇もありませんでした。
中西は口から手が離れません。


テンションの上がる少年、深田に対し…

やっぱり手が離れません。


そうこうしてるうちに試合終了。
本当に勝って良かったです。
次のオランダ戦も期待したいですね。


とあるおっさんは満足そうな顔で風船に埋もれて寝てました。

2010年6月13日日曜日

九重研修2010





今年も恒例の九重研修に行ってきました。
一日目は修論発表会&交流会、二日目はソフトボール大会でした。
九州の歴史・意匠系の研究室と交流できる貴重な機会となりました。
ソフトボールでは先生が大活躍しました。